気に入って買った靴なのに、しばらく歩くとかかとに靴ずれが起きる。たまに履く革靴やパンプスを出すたびに、「今日も痛くなるかもしれない」と気になることはありませんか。
履くのを諦める前に、見直したいのが靴の中で足が動いているのか、靴そのものがきついのかという違いです。同じ「かかとが擦れる」でも、選びたい対策は変わります。
今回は靴側に貼るシート、緩い靴を調整するパッド、足側を保護するテープと、靴をお店で調整してもらうサービスを紹介します。
靴ずれ対策は「擦れる」「脱げる」「きつい」で選ぶ
| 気になる状態 | 検討したいこと |
|---|---|
| 履き口の同じ場所が擦れる | 靴の内側に貼る、滑りのよい保護シート |
| 歩くとかかとが浮き、靴が脱げそうになる | 靴に余裕があるか確認し、サイズ調整用パッドを検討 |
| 長く歩く日に、擦れそうな場所を保護したい | 足側に使う靴ずれ予防用テープ |
| 足の指や横幅が窮屈で当たる | パッドを増やす前に、購入店や修理店でフィッティング・幅出しを相談 |
ここで紹介する商品は、3つをまとめて使うためのセットではありません。自分の靴で起きていることを確かめ、合いそうなものをひとつずつ選びましょう。
すでに痛みや傷がある日は、予防用品で無理に履き続けず、まずはその靴を脱ぐ・履き替えることを優先してください。
靴側と足側、どちらを整える?用途の違う3商品
コロンブス フットソリューション シューズエイド|靴の内側の擦れが気になるときに
新しい靴や、決まった場所が擦れる靴に使う、滑り性に優れた靴ずれ防止用テープです。12枚入りで、足の皮膚ではなく、靴側に貼って使う用品として選びます。
「厚いクッションを入れるほどの余裕はないけれど、履き口との擦れを見直したい」というときの候補。メーカーはストッキングやソックスのかかとの擦れ対策にも案内しています。
ただし、靴の幅や長さそのものを変える道具ではありません。靴全体がきつい場合まで、このシートで解決できるとは考えない方がよさそうです。貼る位置や貼り付けられる素材はパッケージで確認し、痛みが出る場合は使用を中止します。洗濯はできません。
コロンブス 靴ぬげ対策 クッションパッド|緩い靴でかかとが浮くときに
大きめの靴のサイズ調整用に作られた、男女兼用のかかと用パッドです。1足分の2個入りで、低反発ウレタンを使った層を備えています。
歩くとかかとが浮き、履き口に何度も触れるような靴では、靴の中の余裕を調整する方法も候補になります。この商品は、余裕のある靴をフィットさせたい人向けです。
大切なのは、かかとが痛い靴なら何にでも足せるわけではないこと。メーカーも、本体に厚みがあるため、かかと部分に余裕のない靴には使えない場合があると案内しています。
布地や表面に凹凸がある素材には粘着しない場合があり、使用対象外です。きつい靴に押し込む、複数のパッドを重ねて使うといった選び方はせず、装着後も圧迫されずに歩けるか確かめましょう。洗濯はできません。
3M ネクスケア 靴ずれ保護テープ|長く歩く日の備えに
靴ずれしそうな場所を足側から保護する、幅25mm・長さ4.5mのロールテープです。紹介する型番はFPT-05JN。必要な長さに手で切って使え、半透明で目立ちにくいことをメーカーが特長に挙げています。
靴に貼るシューズエイドとは、貼る側が違うのがポイントです。たまに履く靴で外出する日や、旅行で普段より歩く日に、予防用品をひとつ持っておきたい人の候補になります。
メーカーの「約60回分」は、1回あたり約7cm使う場合の目安です。どれくらい使えるかは、貼る範囲によって変わります。購入時は25mm×4.5mの1巻入りか、複数個セットかも確認してください。
こちらも、合わない靴を履き続けるための道具ではありません。傷の手当て用の製品とは分けて考え、使用できる皮膚の状態や貼り方は商品表示を確認しましょう。かぶれなどが出る場合は使用をやめます。
靴そのものがきついなら、お店で調整してもらう方法も
「パッドを買い足しても、どうも合わない」という場合は、靴の形と足の合い方を見てもらう方法があります。購入店のフィッティング相談や、靴修理店のサイズ調整も選択肢です。
ミスターミニット|革靴の幅出しを相談する
ミスターミニットは、天然革の靴について、サイズ調整の「幅出し」で対応できる場合があると案内しています。靴を預かり、専用の金具でゆっくり横幅を広げる方法です。
ここは誤解しやすいところですが、横幅を調整することと、靴の長さを伸ばすことは別です。公式案内では縦方向の長さは広げられず、布地や合皮などは伸びにくい・伸びない場合があるとされています。
靴の形状によっても効果が変わるため、希望する場所を必ず広げられるとは限りません。痛い場所を伝え、調整できるか、費用と預かり期間、仕上がりの見込みを店舗で確認しましょう。
靴専科|緩い靴・きつい靴の両方を相談できる
靴専科は、緩い靴には中敷きの下にパッドを入れる調整、きつい靴には横幅を伸ばすストレッチを案内しています。「自分でどこにパッドを足せばよいか分からない」という人にも、相談先の候補になります。
公式FAQ掲載の目安は、インナーパッドによる調整が税込1,870円から、ストレッチが税込2,530円から。靴の状態や依頼内容により変わるので、実物を見てもらって確認してください。
ストレッチの作業には素材により3日〜1週間かかるとされ、混雑によってさらに待ち時間が生じる場合があります。翌日の外出のために、その場ですぐ直してもらうサービスとしては考えず、予定に余裕を持って相談したいところです。
長く歩く日より前に、いつもの靴下で確かめる

用品や店舗調整を選ぶ前に、実際に履くときの条件もそろえてみましょう。
- その靴で普段使う靴下やストッキングを合わせる
- ひもやストラップがある靴は、きちんと留めて歩く
- かかとが上下に浮くのか、同じ一点が当たるのかを確認する
- パッドを入れる場合は、つま先や甲まで窮屈にならないか確認する
家で短く履いて問題がなくても、長い距離を歩いた場合まで同じとは限りません。旅行や式典の当日に初めて試すのではなく、事前に短い外出で確かめ、違和感があれば別の靴に替えられる予定にしておくと対応しやすくなります。
お店へ相談するときは、靴だけでなく、いつも合わせる靴下やストッキングも持参できるか確認を。どこが、どのくらい歩くと気になるのかを伝えると、相談内容を整理できます。
旅行の前なら、家族旅行の荷造りの記事と合わせて、歩く予定と履いていく靴も確認しておきましょう。
「保護」と「傷の手当て」は分けて考える
靴ずれ対策の商品は、似た見た目でも用途が異なります。これから擦れそうな場所を保護する用品と、できた傷の手当てに使う製品を、同じようには扱わないことが大切です。
たとえばバンドエイドの公式FAQでも、「マメ・靴ずれブロック」は傷には使えないと案内しています。「靴ずれ用」と書いてあれば、皮膚の状態にかかわらず何でも使えるわけではありません。
すでに皮膚がむけている、出血している、痛みが強いときは、予防用品を追加して歩き続けるのをやめましょう。傷の状態に適した手当てが分からない場合や、赤み・腫れ・膿などがある場合は、薬剤師や医療機関に相談してください。
靴ずれが気になる一足に合う、ひとつの対策を選ぶ
かかとが擦れるときは、まず「靴の中で動いている」「履き口が当たる」「全体がきつい」のどれに近いかを確かめるところから。
靴側のシート、余裕を調整するパッド、足側の保護テープは、それぞれ役割が違います。合いそうな用品が見つからなければ、購入店や修理店での調整も選べます。
何かを貼って我慢することを目標にせず、無理なく履けるかどうかで考える。お気に入りの一足を見直すきっかけになればうれしいです。
参考にした公式情報
- コロンブス:シューズエイド
- コロンブス:靴ぬげ対策クッションパッド
- 3M:ネクスケア 靴ずれ保護テープFPT-05JN
- ミスターミニット:幅出しの受付条件
- ミスターミニット:靴の幅出しについて
- 靴専科:サイズ調整FAQ
- バンドエイド:製品の用途FAQ
商品・サービス情報は2026年10月24日確認。仕様・価格・受付条件・預かり期間は、購入や依頼の前に公式ページと店舗でご確認ください。
くらしのポッケはAmazon.co.jpアソシエイトとして、適格販売により収入を得ています。





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